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ドクターズブログ

治験と当院の医療環境について

院長の湖崎淳です。

当院では、1999年より、一部の方に治験をおこなっております。おくすりの候補(治験薬)を使えば病気に効果があると期待される患者さんに、治験への参加をお尋ねする場合があります。

治験を行うということは、施設にそれなりの条件があり「医薬品の臨床試験の実施の基準に関する省令」という規則に定められた要件を満足する病院だけが選ばれます。

その要件とは
医療設備が充分に整っていること
責任を持って治験を実施する医師、看護師、薬剤師等がそろっていること
治験の内容を審査する委員会を利用できること
緊急の場合には直ちに必要な治療、処置が行えること

当院では、上記の通り治験をおこなえる厳しい要件を満たしているので、医療環境は十分整っております。

これは、治験を受けていただく患者さんだけでなく、一般の患者さんにも安心して治療を受けていただける環境だと思います。

治験施設支援機関  InCROM
同機関医療情報誌 「ブリッジング」


第62回日本臨床眼科学会に参加してきました。パート3

副院長の湖崎 亮です。
今回は収差(物の歪み)についてお話しします。

眼内レンズによって引き起こされる収差の軽減については、9月25日のブログで少し書きましたが、白内障手術で視力が良好でも、術後、物のにじみやぼやけを訴える患者さんに希に遭遇することがあります。現在、普及している球面眼内レンズは、その特性から、収差(物の歪み)の中で球面収差という成分が増えてしまうと報告されており、ぼやけの原因の1つと言われております。

この球面収差を補正するために非球面眼内レンズが開発されました。現在、日本では、数社のメーカーから、非球面眼内レンズが発売されております。ただし、もともとの角膜の球面収差が大きい方に、球面眼内レンズを入れると、術後の眼球全体の球面収差が増え、視力の質に影響する可能性が出てきますが、術前の角膜の球面収差が少ない場合では、眼球全体の球面収差は低く、視力の質に影響しないと考えられ、その適応、効果などに関しては、まだまだ議論する必要があると思われます。

また、非球面眼内レンズが、思ったほど普及していない理由としては、収差を測定する波面収差解析装置などの機械が高価であり評価も難しいこと、非球面眼内レンズの値段も高いこともあるかと考えます。

国の医療費削減計画で、各医療機関は厳しい経営を強いられており、特に、白内障手術は、どんな高価な眼内レンズを使っても、請求できる保険点数は同じで、高価な眼内レンズを使えば使うほど、経営を圧迫するという点があります。当院では、現在、球面眼内レンズを使用しておりますが、適応のある方には、今後、非球面眼内レンズを使用するつもりでおります。

現在は、自費診療で効果も不安定な遠近両用眼内レンズも、さらに改良されるでしょうし、来年には、乱視も矯正できる新しい眼内レンズが、厚生労働省の認可をうけるようです。白内障手術は、視力の質を求めるという新しい時代に入ってきていると感じますが、当院でも安全で質のいい白内障手術を目指したいと思います。



第62回日本臨床眼科学会に参加してきました。パート2

副院長の湖崎 亮です。
今回は、眼内レンズの度数についてお話しいたします。

眼内レンズの度数測定は、従来、超音波で眼軸(目の長さ)を測定し、角膜(黒目)の屈折力を調べることで、眼内レンズの度数を推測し決定していました。

しかし、超音波測定法は、白内障が強かったり、眼球が長すぎる(長眼軸)、または短すぎる(短眼軸)場合では誤差が生じてしまいます。

よって、今までは、術者の経験で、誤差を予想して眼内レンズの度数を微調整して決定しておりました。

また、近年、盛んになっている近視矯正などの角膜を削る屈折矯正手術は、角膜の形が正常者と大きく変わってしまい、角膜屈折力測定にも誤差が生じることとなりました。

屈折矯正手術症例に対する眼内レンズ度数測定については、誤差を減らす方法については、まだまだ結論が出ておりませんが、眼軸測定に関しては、レーザーで測定する新しい機器(IOLマスター)が開発され、従来の超音波法より精度が上がっていると本学会でも多数報告されておりました。

本年度、当院でもさらに精度をあげるべくレーザー眼軸長・眼内レンズ測定機器のIOLマスター(カールツァイス社)を導入致しました。



第62回日本臨床眼科学会に参加してきました。パート1

副院長の湖崎 亮です。
10月24日から26日まで東京国際フォーラムで行われました第62回日本臨床眼科学会に参加してきました。
臨床眼科学会は、眼科の中で最も参加数の多い学会ですが、今回は、セミナーなどの教育的なプログラムが多かったようです。

その中で、興味を引いた内容は、1つは白内障手術の質についての話と、シリコーンハイドロゲルコンタクトレンズについての話でした。話が長くなりますので、今回は、白内障手術の質について述べたいと思います。

白内障手術は、20年ほど前は、とにかく濁った水晶体を丸ごと取り除き、乱視が強くても、結果が見えれば手術は成功と考えられておりました。手術時間も1時間ほどかかり、入院が必要でした。

しかし、超音波白内障手術機器が普及し、手術にかかる時間が飛躍的に短縮され、術後の炎症も少なくなり、さらに眼内レンズも折りたたみレンズが開発されると、傷の大きさも小さくなり(小切開)、術後早期に見えるようになりました。



よって現在では、日帰り手術が主流となっていますが、近年、さらに

☆眼内レンズの度数の誤差を最小限にできないか?

☆眼内レンズによっておこる収差(物の歪み)を減らせないか?

☆手術前にあった乱視を減らせないか?

などの術後の視力の質を向上することが注目されるようになってきました。

次回は、眼内レンズの度数についてお話しいたします。



ミキハウスから原稿依頼がありました

事務の吉澤です。
当院理事長の湖崎克に、ミキハウスの育児誌「Happy-Note」(11月20日発行)から原稿依頼がありました。

「Happy-Note」は、お子様をお持ちの子育て中のママにとって、楽しくて、ためになり、お得な情報満載の本ですので是非ご覧下さい。

本につきましては、普段ミキハウスさんの店頭にありますが、ミキハウスさんのご厚意により湖崎眼科 阿倍野区 本院と梅田 アクティ大阪分院の待合室で無料配布させていただくことを予定しております。


医学博士号を取得しました

副院長の湖崎亮です。
大阪大学の眼科教室に入局して、はや17年経ちましたが、様々な先生方にお世話になり、この度、医学博士号を授与されました。私の研究歴は、松山赤十字病院から、国立大阪病院(現 大阪医療センター)に転勤する時に、当時の阪大眼科講師の下村嘉一先生(現 近畿大学眼科教授)より、ヘルペス感染の研究をやってみないか?と電話を頂いたことから始まりました。当時、神戸市環境保険研究所の所長であった林皓三郎先生の指導のもと、ヘルペスだけでなく、感染症一般の研究を教わり、アメリカの学会ARVOでも発表させて頂きました。その後、さらに、大阪厚生年金病院へ転勤後には、大阪大学眼科研究所で、単純ヘルペスDNAの定量化についてのテーマで、田野保雄教授、井上幸次講師(現 鳥取大眼科教授)、中村孝夫先生の指導のもと研究を続け、論文も発表できました。さらに米国UCSF留学時には角膜内皮培養について研究を続けました。帰国後は、前田直之教授の勧めで、LASIKなどで臨床応用されている波面収差解析の研究を始め、円錐角膜の高次収差についての論文をIOVSに発表し、この論文を主論文として大阪大学の博士号を取得致しました。従来の白内障の眼内レンズでは、術後に球面収差が増加し、視力は回復するも、視機能の質は落ちることがあるとわかっており、近年、球面収差を抑える非球面眼内レンズが開発され注目を浴びています。今後、当院でも、波面収差解析を応用して、患者さんのよりよい視機能回復を目指して、非球面眼内レンズを導入していきたいと思います。


ラジオに出演いたしました

先般、告知いたしましたが、MBSラジオ「加藤ヒロユキ 週末のソムリエ」に出演いたしました。引き続き9月の全土曜日の朝に出演いたしますので、興味のある方はお聞き下さい。
写真は、その時の模様です。
出演風景1
出演風景2


MBSラジオに出演いたします

事務の吉澤です。
9月の全土曜日の朝、MBSラジオに院長の湖崎淳が出演いたします。番組名は、関西出身で有名なテノール歌手加藤ヒロユキさんの番組「加藤ヒロユキ 週末のソムリエ」(毎週土曜日朝6時~8時放送)です。出演時間は短いですが、興味のある方はお聞き下さい。


ケータイ家庭の医学

事務の吉澤です。
「家庭の医学」という本を、ご家庭で古くからお持ちになっている方もおられると思いますが、その本の携帯電話版「ケータイ家庭の医学」というのがあります。こちらを制作されている株式会社保健同人社から理事長の湖崎克へ原稿依頼がありました(10月配信予定)。興味のある方は、保健同人社「ケータイ家庭の医学」ホームページをご覧下さい。


先日取材を受けました

院長の湖崎淳です。
先日、日刊ゲンダイの取材を受けました。健康に関する特集記事だそうですが、興味のある方は、日刊ゲンダイの6月11日分をご覧下さい。